生産者のつぶやき

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こたつにはみかん。渋いお茶には干柿。そして、冬には雪・・・。

2019年12月23日

本来なら、あたり一面雪景色のはずなのですが。

大麦が元気に育つ水田に医王山の山並みです。

天気予報を見ても年内に☃マークはありません。元旦は一日☃マークですが・・・。

どうやら南砺市の平野部は雪国と言えなくなったのでしょうか?

 

雪が積もり、こたつに入ってみかんを食べながらテレビを見る。

そして、渋いお茶をいただきながら、甘~い甘ーい富山干柿を食べる。

これが、冬の定番だったのですが・・・。

 

年末商戦に入り、富山干柿の売れ行きが心配になる今日この頃です。

今年はゆっくりと正月を迎えられそう・・・。

2019年12月20日

昨日12月19日は第2回目の出荷プール最終日でした。

出荷待ちの生産者の方にお話しを伺うと、例年、年末年始の集荷お休みの

間にも、1月5日、6日の最終集荷日に間に合わせるため、休み返上で出荷作業を

しなければならない方も多いのですが、今年は多くの方が年内最終集荷の28日までに

出荷終了するという方が殆どでした。

今年は、皮むき終了時で前年より1割程度球数が少なかったのですが、乾燥工程で

ヘタスキとなり出荷できなくなったものが多発し、正規品で集荷できなくなったことも

大きく影響したようです。

「今年はゆっくりと年末年始おくれるちゃー」と

「でも、入るもん入らなんだら、ゆっくりできても、

かたいもんになっとらんなんちゃ。」の声も・・・・・!

干柿は加工食品です。

2019年12月10日

今年はいわゆる「ヘタスキ」と呼ばれるヘタと柿の実が離れて、隙間や穴があいて

しまった干柿が、乾燥過程で多くできてしまいました。

このヘタスキを上品の干柿と区別せずに出荷される方が見受けられ、検査窓口で

トラブルが生じています。

 

言い分としては、「ちょっこぐらいヘタすいとったってどうある。味もなんかわらんないか!」

「野菜かって、多少まがっとったて売っとるないか!などなど。

しかしながら、干柿は加工食品です。野菜と違います。

加工している以上様々な規制、基準がかかります。

賞味期限はもとより、内容表示としての原材料、添加物、原産地、

重量表示、栄養表示など、消費者の皆さんが手に取って分かる食品表示を添付しなければいけません。

 

例えば、加工していない「お米」と違って、「せんべい」は加工商品なので販売するときは、

先の商品表示の徹底が義務付けられます。

 

分かりやすくいいますと、食品表示とか難しいことを言わなくても、「かけたせんべい」や

「われたせんべい」を「上品のせんべい」として、混ぜて売っている会社はありません。

「かけたせんべい」や「われたせんべい」は、「われせんべい」として訳アリで安く売っています。

味はどちらも一緒ですが・・・。

 

「へたすき」も「われせんべい」と一緒です。味は似ていても、品質が大きく違います。

分けて売らなければなりません。

 

ひと昔まえは、食品表示も今ほど厳しくありませんでした。

消費者の皆さんも今ほど、厳しい目線ではありませんでした。

 

昔は昔、今は今です。ルールを守った「今の出荷」をお願いいたします。

 

 

弱小干柿生産者のあこがれ・夢・・・。

2019年12月8日

かつて、600万個を超える出荷量があった時代。干柿生産者は400名を超えていたと聞きます。

現在の出荷量は、半減の300万個あまり。生産者は170名余りとなりました。

その数字から、一農家の平均の出荷量は2万個弱。生産者の平均年齢は70歳を超えています。

また、干柿を「なりわい」とするには、最低でも5万個以上の出荷量が必要かと。

 

必然的に、干柿生産は兼業農家の副業か、年金世代のお仕事にならざるを得ません。

現在、新規就農制度で若い方が3名、研修に来られていますが、

作業場、乾燥機械、高所作業車、防除機、草刈り機などなど、干柿づくりには、多額の設備投資が必要

となりますから、

廃業された方の施設と機械をそっくり、安値で譲りうけるか、賃貸しないかぎり就農は難しい状況です。

60代とうちゃんとしても、あと10年できるかどうか・・・。

後継者がいないため、新たな設備投資も難しく・・・。(あんまは金沢で所帯もったし・・)

 

そんなこんなで、弱小高齢者の干柿農家としての自分のあこがれ、夢は、

「いつかは自分の干柿が、銀座千疋屋のお店に並ぶこと」

毎年、300万個の中から選りすぐりの干柿1万個余りが、千疋屋さんに送られています。

当然、自分の干柿はいまだかつて、候補にすら上がっていません。

(宮内庁ご用達干柿はさらに厳しく、180個)

 

中には、「出せばいいがや。」という生産者の方もいらっしゃいますが、

年金+アルファ干柿の自分としては、伝統ある富山干柿の生産者の矜持として

「味・いろ・柔らかさの三拍子そろった干柿」をつくり、千疋屋さんに送られる日を夢見て

あと10年は精進したいと思っています。(そんな日はこんやろけどなぁ~)

 

80代ばあちゃんVS60代父ちゃんに、60代嫁の一言

2019年12月6日

干柿で一番難しいのが、「乾燥工程」です。

昨今は、天日干しではなく、電気、ガス、灯油などによる機械乾燥と昔ながらの練炭乾燥で仕上げます。

いずれにしても、乾燥するのは柿の表面で、「①表面を乾燥させる」→「②内部から水分が出て表面が湿る」

→「③再度、表面を乾燥させる」この工程の繰り返しを行うながら、途中、「二度の手もみ」を入れて、仕

上げていく訳です。この工程を台車ごとに入れ替えをして行います。多い方は台車が30台~40台あります。

この②と③の間が問題で、ちょっと、台車の順番待ち等で②と③の間が長くなると、水分が戻り過ぎて、いく

ら乾燥させても、柿の色が「黒っぽく」なってしまうのです。

 

こうなると、80代ばあちゃんが黙っていません。「あんないい色したったがに、何け、こんなに黒し

て!」、60代父ちゃんも、「わかっとるちゃ。したて黒したがでないわい!」と対抗・・・。

血のつながりは強いもので、遠慮も配慮もありません。「いさかい」です。

 

60代嫁は、この「いさかい」に、「いつものことや」と我関せずなのですが、ついに一言

「柿かって聞いとるがよ、黒い黒い言うたらあかんちゃ。子供育てるがと一緒。いい子やいい子や言うてほめ

て育てたら、ほんまにいい子になるが。柿にも、いいがになったねー!おいしそうやねー。言うてあげるが。

そうしたらいい柿になるがや・・・・・!」

 

80代ばあちゃんと60代父ちゃんは、これを聞いて沈黙・・・・・。

以来、我が家では、「黒い、黒なった」は禁句に。台車の柿をみたら「うんまそうになったなあ~」を連呼。

こころなしか、黒ならんような気が・・・・・。

 

 

 

命がけの柿取り作業・・・。

2019年12月1日

今年は全国的に熊の人身被害が出ています。

特に、富山県もどんぐりなどが凶作により県下の山沿いの市町村で

人身被害が続出しています。

 

ご当地南砺市福光地域でも人身被害が発生しました。

山沿いから平野部に出たところです。

熊は山から川に中を歩いて、平野部に出て甘柿を食べに来ます。

同じ柿でも、渋いか甘いかは分かるようで渋柿は食べません。

 

ほぼ収穫は終わりましたが、山際の柿畑に収穫に行かれていた方は

熊の糞をたびたび見かけられたそうで、冷や冷やものだったそうです。

熊は後ろから襲うそうで、常に360°注意されていたとのこと。

夕方も早めに切り上げでした。

取り合えず、これまで柿取り作業等で熊被害が出ず「ほっと」しています。

 熊が大好物の甘柿です。取らないと熊が・・。

へたが大きくなる栄養剤みたいものが欲しい・・・。

2019年11月22日

あんぽ柿や干柿づくりの柿取り・皮むき作業も概ね終了し、目下、乾燥作業、手もみ作業の真っ最中という、この頃です。

しかしながら、今年はヘタスキと呼ばれる「実とへた」の間が空いてくる柿の多かったことか。

大きくて、立派な柿ほどヘタスキになるのです。柿が大きくなるのに合わせて、ヘタも大きくなればヘタスキにはならないはずです。誰か、ヘタの栄養剤を発明していただけませんかね。

乾燥にともない、皮をむいたときは、ばんばんであったのに、糸につるしてあるあいだにヘタスキになる柿も多いのです。

こう言うのを、「弱り目に祟り目」と言うのでしょうか・・・・。「あ~残念。」

いよいよ今年も干柿生産始めました。

2019年10月26日

始まりました...。

昨日まで、腰が曲がり、やっとやっと歩いていた我が家のばあちゃんですが、

皮むきがはじまり、糸つなぎ作業がはじまったら、今年も元気になりました。

干柿作業は介護予防に絶大な効果があるようです。(口も元気すぎて弱るのですが…。)

 

今年も地球温暖化の影響か、台風がたくさん来ました。まだこれからも来るかもしれません。

しかしながら、幸いにも、被害は微々たるものでした。

それに対しまして、関東、東北で甚大な被害が発生し、心苦しい気持ちでいっぱいです。

一日でも早い復興を願うばかりです。

 

さて、これから2ケ月半、今年も頑張りましょう!

 

30年産の富山干柿の集荷と配送完了しました。

2019年1月10日

殆ど積雪のない1月を過ごしておりますが、

いよいよ本日をもって、市場配送が完了します。干柿は昨年の集荷数から4.5%減の

327万個余となりました。(集荷は1月6日に終えておりました。)

 

台風被害によるキズ果と暖冬となった11月~12月の気温による不良果の増加が

原因のようです。確かに、乾燥しにくい年でした。

これに、全国の干柿が豊作ですので、単価面も心配なのが生産者の本音です。

自然相手の商売ですので、どうしても当たり外れが生じます。

 

新しい元号となる次年度に期待して、3月の剪定時期まで、「生産者のつぶやき」コーナーも

冬眠に入りたいと思います。

ご覧いただいた皆様有難うございました。冬眠あけからまたつぶやきます。

では、また・・・・。

皆様、新年あけましておめでとうございます。

2019年1月5日

新しい年を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか。

平成もあと4ケ月を切りました。

最近は世の中、すべてが「平成最後の」という冠がついて

紹介されています。

 

それにしても、現天皇陛下と皇后陛下のおふるまい全てが、平和で災害のない世の中を

心から願っていらしゃると思われてなりません。

本当にありがたいことと感謝の気持ちでいっぱいです。

また、しっかりとされた新天皇陛下が後に控えていらっしゃいますので

日本国民も安心であります。

 

さて、当組合を顧みますと、400戸を優に超えていた干柿農家が今や170戸余りと

激減。その多くが後継者がいないことが原因です。

「70、80は当たり前」の世界です。

将来的な不安は想像以上に大きいものです。

 

しっかりとした後継者がなぁ・・・。

10年先を見越しと、「富山あんぽ共同加工センター」の建設しかないの現実です。