宮内庁献上富山干柿選果式
2020年12月21日
毎年9月になりますと宮内庁掌典職様から当連合会に、新嘗祭用と新年諸祭典用に
富山干柿を所望されるご依頼状が届きます。
昭和55年に旧城端町の婦人会の皆様が皇居の清掃奉仕作業に従事した際に
皇居内でも干柿をつくられていると知り、自分たちの町も干柿の産地であることを
告げたのがご縁で、この献上が始まりました。(もしかしたら、「富山干柿は
でっかくて、甘くて、日本で一番美味しい干柿やちゃ」と宣伝いただいたのでは
ないでしょうか? その後、なんと宮内庁の職員の方が2名、当地に干柿づくりを習いに来られた
そうです。)
平成9年からは、新嘗祭ようにあんぽ柿、新年の諸祭典用に干柿を献上しています。
本日、今年の献上干柿の選果式がおこなわれました。
マスコミの方も数社取材に来られ、北島会長が慎重に選果しました。
さすがに、献上柿です。200個の中から20個を選果するのですが、
どの柿も、我が家の納屋では見たこともない柿です。
色合いが全く違います。ほんのりと白い果糖が表明にあらわれ、なんとも言えない
飴色です。あと10年修行してもこの域には達せられません。
「あ~、自分の干柿はスーパーに並ぶのが精いっぱいのところかな・・・。」
とつぶやきではなく、出るのはため息ばかりなりけり でした。